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保育園の二次募集ってなぜあるの?どれくらいの人数が募集される?

保育園探し・保活
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えっ?1次募集で落ちた保育園が2次募集をしている
だったら
繰り上げで私の子供を入所させてよ!

そんな風におもったことはありませんか?

どうして
1次募集で定員いっぱいになった保育園が
2次募集をしているのでしょうか?

また
その人数ってどれくらいの人数を募集しているのでしょうか?

そこで
この記事では
・保育園で2次募集がある理由
・保育園の2次募集の人数の目安
など
2次募集の概要について説明します。

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保育園が2次募集しているケース

まず
どういう場合に
保育園で2次募集があるかについて
説明しますね。

コレを説明した後に
「繰り上げじゃなくて2次募集する理由」
もお伝えしていきます。

この
「保育園が2次募集をしているケース」ですが
主に
・内定者が辞退した場合
・保育園が枠を増やした場合
の2つです。

1つずつ説明します。

内定者が辞退した場合

まず
内定者が辞退した場合です。

たとえば
「保育園内定後に転勤が決まった」
「兄弟で入園予定だったのに
 上の子と下の子でバラバラの保育園になったので
 内定を辞退して育休を延長する」
などといった
理由で
内定辞退者が毎月、数人出てきます。

そのため
保育園に空きが出るので、
そこで募集をするということになります。

保育園が枠を増やした場合

そして
もう1つのケースとしては
「内定後に募集数が追加された」ケースです。

ご存知の通り、
様々な保育園で深刻な保育士不足が生じています。

そして
保育園の受け入れ人数は
保育士によって決まることが多いです。

そのため
内定後に保育士の採用が決まり、
新年度からより多くの児童を保育できるようになる施設があれば
その段階で追加募集をします。

その募集が
2次募集に回ってくるということです。

なぜ、繰り上げじゃなくて募集するの?

以上が
よくある保育園の2次募集のケースですが
そこで気になるのは
「どうして、私の子供を落として
 他の子を2次募集で募集するの?」
ということですよね。

他の子を2次募集で募集するくらいなら
ウチの子を入れて欲しい
というのが率直な気持ちですからね。

この
「繰り上げじゃなくて新規で募集する理由」ですが
保育園での混乱を避けるためです。

というのも
ご存知の通り
保育園の希望を出す際は
1つの保育園だけじゃなくて
複数の保育園の希望を出しますよね。

じゃあ
仮に
第1希望を保育園A
第2希望を保育園B
第3希望を保育園C
として

第3希望の保育園Cに内定が出たXさんがいるとしましょう。

そこで
仮に保育園Bに上記で説明したケースで空きが出たとして
このXさんを
保育園Bに入れたとしたら
じゃあ
次は
保育園Cに空きが出ちゃいますよね。

じゃあ
次は保育園Cを希望している人で
入れない人を
という風に調整し出すと
印刷された内定者リストや内定通知は、全てやり直しです。

もう、ごちゃごちゃになりますよね。

保育園では
内定者リストをもとに新年度の準備をしますので
この内定者リストが全くの新しくなっちゃうと
用意も何もできないわけです。

「だったら
 保育園も決まっていない待機児童だけ繰り上げにしたら?」
と思う人もいるかもしれませんが
それはそれで不公平感が生まれますよね。

だって
さっきのケースでいうと
Xさんは保育園Bに入れなかったのに
なぜ
Xさんよりも点数が低い人が保育園Bに入れるんだ
という話になりますからね。

また
1次募集の段階では子供が生まれてなかったり
職場復帰できるような状況じゃなかったけど
2次募集の段階では応募したい
そういうママにもチャンスを与えてあげないといけませんよね。

なので
繰り上げをすることで
保育園が混乱したり、
また不公平感を生むきっかけにもなるので
大半の市町村では2次募集として新規での募集をします。

そちらの方が公平ですからね。

以上が
「繰り上げじゃなくて新規で募集する理由」です。

保育園の2次募集ではどれくらいの人数を募集している?

それでは
保育園ではどれくらいの人数を2次募集で募集しているの?
ということも
疑問に思いますよね。

最初に説明した通り
主に
・内定者が辞退した場合
・保育園が枠を増やした場合
の場合で2次募集をするので
もちろん
募集人数は毎年変わります。

なので
極端な例でいうと
誰も内定者が辞退せず、
どこの保育園も新たに保育士が入所しなければ
2次募集の人数は0人です。

ですので
「だいたい何人募集します!」
ということを言えないのですが
それではイメージがつき辛いので
調布市の例をあげて
これくらいだよというお話をしたいと思います。

まず
こちらの資料によると
調布市で1次募集で募集している人数は1614人に対し

一方
こちらの資料によると
調布市で2次募集で募集している人数は462人です。

つまり
1次募集の25%程度の人数を募集していることになります。

ただ
これは全体で見たときなので
たとえば
0〜2歳という低年齢で見ると
1次募集が1172人に対し2次募集が108人です。

なので
1次募集の大体1割くらいの人数を募集していることになります。

これが全体でのデータです。

ただ
このデータ、
公立・私立の両方が含まれてるんですよね。

なので
公立保育園だけに限定すると

0歳:1次78人に対し2次4人
1歳:1次71人に対し2次4人
2歳:1次36人に対し2次1人
3歳:1次25人に対し2次6人

という感じで
大体
1次の3〜5%くらいの人数が募集されているようです。

そして
もちろんですが
全ての保育園で募集があるわけではありません。

なので
お近くの保育園や行きたい保育園に
必ず空きがあって2次募集が行われる
というわけではないことは
あらかじめご理解ください。

ただ
全体的に平均すれば
公立・私立全体では1次募集の1割程度
公立のみに限定すると1次募集の3〜5%程度の人数が
2次募集で募集される
という感じです。

まとめ

ということで
このページをまとめると

2次募集が行われる理由は
・内定者が辞退した場合
・保育園が枠を増やした場合
の場合で

なぜ繰り上げじゃなくて
新規で募集するのかというと
保育園の混乱であったり不公平感をなくすためで

2次募集の際は
全体的に平均すれば
公立・私立全体では1次募集の1割程度
公立のみに限定すると1次募集の3〜5%程度の人数が募集される
という感じです。

ぜひ
2次募集に応募する際の参考にしてみてくださいね。