生まれた赤ちゃん
ふと爪を見ると、爪が反り返り、スプーンネイルになっている。
スプーンネイルは貧血が原因と聞くし
もしかしてウチの子、貧血?
と
心配になっていませんか?
もし
そのような心配をしているお母さん
安心してください。
赤ちゃんのうちは爪が薄いので
爪が反り返りやすく、スプーンネイルになりやすいんです。
そこで
このページでは
赤ちゃんの爪が反り返る原因と
その対策をお伝えしていきます。
我が子のスプーンネイルでお悩みのお母さんは
是非、見てくださいね。
赤ちゃんの足の爪が反り返るスプーンネイルの原因は?
赤ちゃんの足の爪が反り返る現象である
スプーンネイルですが原因として考えられるのは3つあります。
爪自体が柔らかい
まず、
もっとも考えられる原因は
赤ちゃんの爪が柔らかいためです。
というのも
赤ちゃんの爪は大人の半分以下の厚みしかなく、とても薄い状態です。
そのため
赤ちゃんの爪が反り返りやすいんです。
また
新生児のうちは爪の形がまだ曖昧で、反っている子どももたくさんいます。
そのため
体が大きく成長するにつれて爪の大きさ、形、生え方や生える速さなど、
これから少しずつ爪も変わってくると思うので
今の段階では心配をすることがないケースがほとんどです。
爪に圧力がかかっている
これは
さっきの内容に関連するのですが
赤ちゃんの爪は柔らかいため、
少しの刺激で変形してしまったり反り返ったりしてしまいます。
そのため
指の腹の部分に爪が支えられる以上の力が毎日加わり続けると、
スプーンネイルになることがあります
また、爪を切るときに、
爪の両端の角を丸く切り過ぎてしまって、
だんだんと切り込んでしまい、
爪が指腹に加わる力を支えきれなくなり、スプーンネイルになることがあります。
もしくは
ハイハイやつかまり立ちをはじめた赤ちゃんは、
手足の爪に強い圧力をかけがちになります。
このような状態が続くことで、
薄くて柔らかい赤ちゃんの爪は簡単に反ったり割れたりしてしまいます。
このように
爪が柔らかい赤ちゃんの爪に
強い力が加わると
スプーンネイルになりやすい傾向にあります。
貧血や鉄分などの栄養不足の場合
そして
3つ目の可能性としては
貧血だったり
鉄分などの栄養不足の場合です。
体の中の鉄分が不足すると、
鉄欠乏性貧血という病気になり、爪が反ってしまうことがあります。
そのため
爪が反り返っていると
そういうことを疑った方が良いのですが
低栄養状態や貧血などの場合は、
機嫌が悪い、活気がない、食欲低下など、
爪が反る以外にも様々な症状が見られる場合が多いようです。
また
貧血については、
お子さんが生まれたときに病院で検査をされていて
血液検査で異常があれば、細かい検査をするはずですので、
前回の退院時に何も言われておらず
また赤ちゃんの元気も普通にあるようでしたら
鉄欠乏性貧血によるスプーンネイルの可能性は低いと思います。
ですが
もし、それでも
心配の場合は
次回の健診の時に先生に相談しても良いと思いますよ。
スプーンネイルになりにくい爪の切り方は?
以上が
爪が反るよくある原因3つですが
上記でも書いたように
爪切りが原因でスプーンネイルになることもあります。
そこで
ここでは
スプーンネイルになりにくい爪の切り方も
合わせて伝えておきますので
ぜひ
爪切りの際に参考にしてくださいね。
特にスプーンネイルの赤ちゃんの爪は
靴下などでも引っかかりやすいので
靴下などに引っかかって大事な爪が
めくれたりしないように
こまめに切ってあげた方が良いと思います。
大体目安としては週2回くらいの頻度で爪切りをしてあげるとよいでしょう。
また、そこまで日にちがたっていなくても、
手の平から見て爪が指からはみ出していたら
爪切りをしてあげましょう。
こまめにお手入れをしてあげることで、
爪によるトラブルを防ぐことができますので
ぜひ、
お子さんの爪を観察しながら
爪切りのタイミングを探ってくださいね。
そして
実際の爪を切る手順としては
以下の通りです。
- 赤ちゃんをママの膝の上に抱っこする
- 赤ちゃんの手をママがしっかり抑える
- 指1本の爪を数回にわけて少しずつ切る
- 爪やすりで整える
1つずつ説明していきます。
赤ちゃんをママの膝の上に抱っこする
爪切り時に
赤ちゃんが少しでも動くと
思わぬ怪我やトラブルに繋がりかねませんので
まずは
爪切りをしやすい体勢を整えてあげることが大事です。
そのために
もしお子さんの首が座っているのであれば
赤ちゃんを膝の上に抱っこしましょう。
もし首が座っていなかったり
もしくは
お子さんが寝ている間に爪を切る場合は、
赤ちゃんの頭の方に座るようにしてください。
そうすることで
両方の指に近い場所で爪を切れるので
爪切りがしやすくなります。
赤ちゃんの手をママがしっかり抑える
そして上記で
赤ちゃんの爪切りをする体勢を整えたら
次は
爪切り中に赤ちゃんの手が動かないように
爪切りをする指の指先をしっかりと固定しましょう。
この際、力を入れすぎると
赤ちゃんが反発して泣いたり
または
腕に跡がついてしまったりするので
力を入れすぎないように注意が必要です。
赤ちゃんの腕は弱い
というのをしっかり頭に入れた上で
「優しく」、しかし「しっかりと」
赤ちゃんの指先を固定しましょう。
指1本の爪を数回にわけて少しずつ切る
指が固定したら
いよいよ爪切りですが
この際も一気に赤ちゃんの爪を切るのでなく
指1本の爪を数回に分けて少しずつ切ってあげましょう。
というのも
1回で大きく爪を切ると
深爪や変形のもとになり
スプーンネイルの危険性が出てきます。
ですので
爪切り自体が爪が反る原因にならないように
爪を1回で切らずに数回にわけて少しずつ切っていきましょう。
また
爪というと
なんか円状の方が綺麗で可愛く見えるので
丸く切ってしまいがちですが
原因のところで説明した通り
丸く切ることで
だんだんと爪が切り込んでしまい、
爪が指腹に加わる力を支えきれなくなり、
スプーンネイルになることがあります。
ですので
爪を切る際は丸く切るのではなく
なるべくまっすぐ切ってあげましょう。
爪やすりで整える
ですが
丸く切らずにまっすぐ切ると
角が角ばってしまいますので
爪やすりを使って
角ばっているところを整えてなめらかにしましょう。
こうすることで
爪に角がなくなり
赤ちゃんが自ら引っ掻いたとしても
皮膚が傷つきにくくなります。
爪切り時の注意点は?
また
ここでは合わせて
爪切り時の注意点もお伝えしていきます。
大事なのは以下の4点です。
- こまめに爪を切る
- 寝ている間がおすすめ
- お風呂上がりには爪を切らない
- 爪の白い部分は残して切る
これも1つずつ説明していきます。
こまめに爪を切る
これはさっきお伝えしたことと重複するのですが
改めてお伝えしておくと
できるだけこまめに爪を切るようにしましょう。
最低でも週に2回、
また
赤ちゃんの爪次第ではそれ以上の回数で
爪切りを行い、
赤ちゃんの爪を健全な状態にしてあげましょう。
できれば
毎日こまめにお手入れをして
爪切りではなく
爪やすりだけのケアで済ませてあげる方が
安全面から考えていいかもしれませんね。
寝ている間がおすすめ
上記の爪を切る手順では
赤ちゃんを自分の膝の上で抱っこ
or
寝ている間に赤ちゃんの頭の方に座って
爪を切る
と
お伝えしましたが
できるのであれば
赤ちゃんが寝ている間に爪を切る方がお勧めです。
というのも
あなたもご存知の通り、
赤ちゃんはよく動きます。
爪切りのふとした瞬間に動いてしまって
それが思わぬ怪我につながる恐れもありますので
赤ちゃんが静かに寝ている間に
そっと爪切りをしてあげるというのが
安全で良いと思います。
お風呂上がりには爪を切らない
最初にお伝えしましたが
赤ちゃんの爪はとても柔らかく繊細なものです。
ですので
お風呂上がりになると
ただでさえ柔らかい爪がもっと柔らかくなります。
その際に
爪を切ってしまうと
爪に衝撃がかかりすぎてスプーンネイルの原因になったり
もしくは
そうでなくても深爪の原因になる恐れがあります。
そのため
お風呂上がりには赤ちゃんの爪を切らない
ということを
1つのルールとして決めておいた方が
今後、爪が反る危険性を防げると思います。
爪の白い部分は残して切る
原因のところでも書きましたが
爪が短いと
爪が指腹に加わる力を支えきれなくなり、
スプーンネイルになることがあります。
そのため
爪を切りすぎないように、
深爪を避けるために
爪の白い部分は残して爪切りをしてあげましょう。
私も経験がありますが
爪切りって
やりはじめると楽しくなってきちゃいますよね 笑
ですが
ここは赤ちゃんのためとこらえて
爪を切りすぎないように注意してあげましょう。
まとめ
赤ちゃんの爪が反っているのは
赤ちゃんの爪が柔らかいからの可能性が高く
成長するにつれ
反らない爪になってきます。
ですので
安心してみていてください。
ただ
赤ちゃんの爪切りに変な爪の切り方をしてしまうと
それだけで
赤ちゃんの爪が反る原因にも繋がりますので
正しい順序で
注意点を守りながら
こまめに赤ちゃんの爪を切ってあげてくださいね。