仕事上のトラブルや家庭の問題などで
「仕事をやめようかな」
と思った時
気になることは
仕事をやめたら保育園も辞めさせられるのかな?
ということですよね。
こういうのは隠しておいてもバレるんだろうか?
もしくは
勤務証明書を出すときまではバレずに保育園に在籍できるんだろうか?
という疑問がありますよね。
結論から言うと
バレる確率が高いので
役所や保育園への報告をしておいた方が良いでしょう。
そこで
今日は
仕事をやめても保育園に子供を通わせる方法について
お伝えします。
仕事をやめても、すぐに保育園を追い出されることはない
まず安心していただきたいのが
仕事をやめてもすぐに保育園を追い出されることはない
ということです。
というのも
現在、会社に勤務中ということで保育要件を満たしていると思いますが
求職中でも保育要件を満たすことができます。
ただ
これは市区町村であったり、
保育園の空き状況によって違いますが
求職中は保育短時間認定になるため、フルの預かりは出来ないのと
求職中の場合、求職期間の上限が定められており
おおよそ1〜3ヶ月の期間内で仕事が見つからなければ
そのまま退園となってしまいます。
まぁ、その退園時期が2月とかであれば
卒園式まであと1ヶ月伸ばしてくれる
というのが
保育園や市区町村の対応であったりするらしいですが
それも
保育園の空き状況等によって変わってくるようです。
とにかく
仕事をやめてもすぐに保育園を追い出されるわけではなく
仕事をやめてから1〜3ヶ月ほどの猶予期間が設けられますので
そのへんは心配しないでください。
転職したら保育園は退園になるって本当?
あと
これもよく間違った話として
出ていますが
それでは求職期間が終わって、仕事が見つかりました
転職です
となったときに
保育園を退園になるというデマも流れていますが
それは間違いです。
転職になれば
新勤務先の就労証明書をもらってきて
それで提出すれば退園にはなりません。
ただ
転職したことを黙っていれば
現状と実情が違う虚偽の報告となってしまい
退園になる可能性がありますので
転職したら
絶対に報告を入れるようにしておいてくださいね。
これから入園申請する子供に影響はある?
もう1つ気になるのが
もし入園申請前に仕事をやめてしまった場合
保育園はどうなるのかということですよね。
これは
市区町村によって対応が異なるため
必ず市区町村の保育科に確認してほしいんですが
基本的には
- 在園の子のケースと同じく、一定の猶予期間がある
- その間に就職をすれば、入園申込み時の影響はない
- ただし、申込時までに新勤務先での給与実績が必要
という感じになります。
つまり
通常の園児の保護者と同様に
退職後、求職期間として一定の猶予期間があり
その間に仕事が見つかればOKだけど
申込の月の前月1ヶ月間は勤務をしていないとダメ
ということのようです。
あと
この場合、気になるのが
「もし、申請中に退職の場合はどうなるか?」
ということですね。
この場合
猶予期間が設けられて、その間に仕事が見つからなければ退園
となるケースもありますし
また
猶予期間がなく、そのまま申請取り消しになるケースもあります。
このあたりは
市区町村によって対応が変わってきますので
必ず確認してみて下さい。
仕事をやめたことを隠していたらバレる?
さてここで
肝心の
もし仕事をやめたことを園に隠していたら
そのことがバレるのか
ということを話しておきましょう。
この件ですが
やっぱり隠し事はいけないようで
高確率でバレると言っても過言ではありません。
というのも
よくある5つのケースとして
- 「就労証明書」を出すタイミングでバレる
- 子供が熱を出して保育園→会社に呼び出しTELで発覚
- 子供が「ママが今、家に居るの」って楽しそうに言う
- ママ友や知り合いからの密告もしくは世間話でされる
- 仕事が決まったとしても源泉徴収の額や勤務先名でバレて嘘の報告をしていたとみなされ退園通告。
などのケースがあります。
特に子供が友達と話して
その友達が親に
「なんで、ママは家にいないの?〇〇ちゃんのママは今、家にいるらしいよ」
みたいな形で話して
そこからママ友間の世間話で広がって誰かから密告
みたいな感じでバレるケースは十分にありえます。
噂話は広がりますからねぇ。
また
市によっては
退職時に会社から退職証明の提出が必要の市区町村もあり
それなしで転職すると退園になりかねないので
そういう意味でも
ばれないと思って黙っておくことのリスクが高すぎると思っていて下さい。
ですので
もし退職する場合は
退職前に保育園や市区町村に報告を入れましょう。
退職時に市区町村に報告後、確認するべき3つの事項
退職時に市区町村に報告する際、
報告自体は電話でもOKなのですが
できれば対面のほうがわかりやすいと思いますし
もらわなければいけない書類もありますので
役所に直接行かれることをオススメします。
そして
その際に必ず、確認しておきたい点が3つあります。
それが
- 退職してから、再就職までの猶予期間
- 再就職後も、保育園を継続できる就労条件と勤務形態
- 退職・転職時に自治体へ提出する書類の確認
の3つです。
まず
退職してからの再就職までの猶予期間
つまり
保育園を預ける際に認められる求職期間ですが
これは
最初にお伝えしたように
市区町村によって変わってきます。
そのため
ネットでは3ヶ月と書かれているから
そのつもりだったとしても
実はお住まいの市区町村では
求職期間が1ヶ月だったというのも普通にありえることです。
ですので
そのようなトラブルが起きないように
あらかじめ
保育園を預けながら就活できる再就職までの猶予期間を確認しておきましょう。
次に
再就職後も、保育園を継続できる就労条件と勤務形態ですが
これは
いわゆる「保育要件」です。
市区町村のホームページで公開してくれているところもありますが
もし
すでにご自身の中で働きたい勤務条件が固まっている場合
たとえば
週に3日、合計20時間のパートの場合でも保育園はそのまま預けられるのか
など
ご自身の個別のケースで
事前に役所に確認を入れておいたほうが安心です。
また
最後の「退職・転職時に自治体へ提出する書類の確認」ですが
これは
退職時・転職時に
どのような書類が必要なのかを確認し
あらかじめ書類をもらっておきましょう。
たとえば
退職時は
勤務中から求職中に条件が変わるので
「保育要件変更届け」のようなものの提出が必要でしょうし
また
転職先が決まると
求職中から勤務中に条件が変わるので
再度、「保育要件変更届け」のようなものの提出が必要でしょう。
また
転職後には就労証明書なども必要になってくることでしょう。
このように
退職・転職にあたって報告が必要な書類がいくつかあるはずなので
事前に
その書類を役所でもらっておきましょう。
もちろん
保育所でも書類の提出が必要なものがあるので
保育所でも同様に必要書類の確認はしておいてくださいね。
求職期間中に仕事が見つからなかった時の対処法
最後に
求職期間中に仕事が見つからなかった時の
対処法をお伝えしておきます。
方法としては2つあり
1つ目が
「保育園以外の預け先を探す」
2つ目が
「自営で仕事をする」
です。
1つ目が
「保育園以外の預け先を探す」ですが
子供の預け先は保育園だけではありません。
無認可保育園、
託児所であったり
幼稚園入園まで待つ、
両親や兄弟姉妹の家に預かってもらう
など
もし猶予期間内に仕事が見つからなかったとしても
保育園以外の預け先で
子供の預け先が見つからないかを検討しましょう。
そこで
預け先が思い当たるようであれば
そこに子供を預け、
引き続き求職活動ができると思います。
2つめの
自営で仕事をするに関しては
もし
保育園以外の預け先が見つからない場合のバックアッププランとして
自宅で仕事をするということを検討されることをオススメします。
コチラの記事で詳細を書いておりますが
自宅で仕事をするフリーランスになれば
就職と同じく、仕事についている状態なので
保育要件を満たすことが出来ます。
ですので
もしものときのバックアッププランとして
考えておいて下さい。
まとめ
ということで
今日は
仕事をやめた時に保育園はどうなるのか
保育園や役所にはバレるのか
役所に確認するべき事項などをお伝えしました。
基本的には
どこからのルートであなたの退職情報は漏れるものと思っておいて
その前提で
隠し通すことはせず
しっかりと役所に報告しておきましょう。
そのときに
- 退職してから、再就職までの猶予期間
- 再就職後も、保育園を継続できる就労条件と勤務形態
- 退職・転職時に自治体へ提出する書類の確認
の確認も忘れずに。
仕事も育児も両立できるよう
頑張ってくださいね。